宇治の茶畑を訪ねて
いつもご覧くださりありがとうございます。
先週の恵比寿マルシェ出店後に宇治茶の産地、京都和束町にある
茶園森福さんの茶畑へ伺ってきました。
ここ和束町は宇治茶の主要な産地として知られています。
肥料、農薬の使用に制限のない慣行栽培にて栽培しているのが大多数の中、茶園森福さんは有機栽培、農薬不使用にてお茶づくりをされている数少ない生産者さんです。
※森福さんの茶畑(煎茶)
お茶には、揉みと言われる煎茶や玉露、炙りと言われる碾茶(抹茶の原料)等に大きなカテゴリーと分けられますが、茶園森福さんは煎茶を現在はメインで栽培、加工されていらっしゃいます。
通常、新茶の時期と秋の頃に収穫される事が多いですが、茶園森福さんは新茶の時期の一番茶の茶葉のみを収穫しているとのこと。
二番茶、三番茶まで栽培される生産者さんもいらっしゃいますが、皆それぞれの戦略のもと栽培されていらっしゃるのですね。
※真ん中の段が抹茶等を栽培されていて他の生産者さんの茶畑。棚と言われる寒冷紗を使い茶畑を覆い茶葉に強い日差しが当たらないようにして栽培するそうです。一帯には棚の有無の茶畑が広がり、どちらを栽培されているのかが一目瞭然でした。
遠くから見ると綺麗に見えますが、近くでみると自由に茂っていることがわかります。
又、茶畑の近くはきつい傾斜であるのと、道とはいえない場所に車で進入しますので重労働な仕事です。
段面によっては傾斜がきつく、立って入るのもやっとなくらいでした。。
茶園森福さんは一番茶のみを使用する為、ある一定の時期を除いては成長した葉、茎を切り落としません。
一番茶の栽培が始まる頃に、前回裁断した目印のところまで刈り、そこから1ヶ月半から2ヶ月間で成長した部分のものを茶葉として使用。
刈り込んだ後の成長部分をまた摘む二番茶以降は木に負担をかけてしまうことも大きな要因とのお話しでした。
お茶の生産者さんにとっては、一番茶のみしか使用しない事は
収量を一定に抑える=収入が減る
一番茶のみで栽培しご自身で加工したもので勝負されている森福さんの心意気や想いがお話をしていると強く伝わってきます。
お茶の実。加工してオイルなどにもしたりするそうです。
茶園森福、森崎さんご夫妻。
お二人とも東京のご出身で互いに異業種からお茶の生産、加工の世界に入ったそうです。
今回お話を詳しくさせてもらい、お茶に対して愛情溢れる素敵なご夫妻であることを益々感じ入る事ができました♪
伝でも微力ながら、来年以降の新茶、ほうじ茶でぜひオススメさせていただきたいと思います。
お忙しいにも関わらず、色々とお話しくださり、ありがとうございました♪
次回は、新茶の時期にお邪魔でなければぜひ伺いたいと思っております。
今週、来週と伝と同様にたまプラーザ、恵比寿、横浜での出店予定とのこと。
ブースでは、今年のほうじ茶などを試飲にてお試しする事ができます。
お時間ありましたらぜひマルシェへお立ち寄りくださいませ♪
茶園森福
http://www.chaenmorifuku.com
催事出店予定
10/15(土)TERRACEマルシェ(たまプラーザ)
10/16(日)横浜北仲マルシェ(横浜)
10/22(土)かもめマルシェ(横浜)
10/23(日)恵比寿マルシェ(恵比寿)
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