山梨・自然栽培のお野菜の出荷が始まりました。
いつもご覧くださりありがとうございます。
今週の催事から、半年ぶりに山梨・自然栽培の生産者さんの葉物が再登場しました。
こちらの生産者さんでは、毎年自分の畑で種採りした固定種と言われるタネを使用し、栽培されています。
この固定種と言われるタネは、その土地の風土を記憶しているといわれます。
栽培環境に適した耐性が、種採りを繰り返す事でよりその土地に馴染んでくるとのこと。
日本の農家の方々は、自分の土地で種採りしたものではなくF1種と呼ばれる人の都合で作られた一代限りに栽培することを前提としたタネを用いるのが主流です。
種採りをしてもその種がそれまでと同じ収量が見込める保証のないこと
形・味などが均一には揃うことができないことができないケースが多く、農家として継続的に収益を確保するには不安定になることがその理由として挙げられます。
そのため、多くの生産者さんは自家採種ではなくタネや苗を種苗会社より買うことで安定的な栽培をする方が大多数を占めております。
固定種の種を用いた栽培は、望む収量を確保することに踏まえ、栽培期間に起こりうるリスクを考えれば実践するのが並大抵のことではなく、長い年月が必要とされます。
どちらがいいか悪いかということではなく、どのタネを使うかに加え、
こちらの生産者さんの場合ですと不耕起、農薬や化学肥料を使用せず自然本来の環境や循環に逆らう事なく栽培されたお野菜がどんなお味であるか?
命のあり方、食のあり方。
それぞれの方に感じる機会をお味をお試しいただくことで、農のあり方について考えるキッカケになってもらうことが仲介者としての務めだと考えております。
何を選んでもらうかは、自由です。
自然栽培や有機栽培の生産者さんの美味しいお野菜を数多くお味見してもらえるよう、今後も取り組んで参ります。
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